6年前。変わりたい。
そう思っていた頃、
私のクローゼットをみて
愕然としたことがある。
あけると、
色のない世界。
黒。白。茶色。灰色。
デザイン性が高ければまだしも、
ただただ、色のない世界に見えた。
そんな私でも素敵なワンピースを持っている。
それは、冠婚用のワンピースと
自分がたった一日だけ主役だと言い切れる結婚式にきたドレス
ただ、このドレスは特別な日のお洋服。
大事に大事に、今までもしまってある。
特に子供に代々譲ろうなんて気はさらさらないのに、
自分だって、体のラインがどんどん崩れていっていて
大切にしていてももう似合うかどうかわからないのに。。
でも、大事に大事にしまったままだ。
そんな中で、1つ数年前に決めたことがある。
もし、非日常が日常になったら?
特別な日だと決め込んで、
一年に一回しか着ない服。
それを毎日きたらどうなるだろう。。
そうやって始まった
私のファッション改革。
まずは、自分の主観を入れないこと。
自分で服を選ばないこと。
すべて、自分が惚れ込んだセンスのいいおかまのアパレルの方に
全面お任せ。
バカ!でか!胸ないわね!
そんなつまらない服選んで!
こっち着なさいよ!
とかとか言われながら、
全部決めてもらって、
私はただただ、お金を払うだけ。。。
笑。
でもおかげで、
自分の知らない自分に出会えて、
一発で世界が変わった気がした。
人からよく見られるんじゃなくて、
人からどう見られても気にしなくなったこと
それが何よりも大きい。
だって、
誰かに気に入られたくて
着てるんじゃないんだもん。
今では私のクローゼットは、
虹色。
ずっと着ない服なんてなくなった。
といいたいところだけど、
ただ一つ。
結婚式できた大事な大事なパーティードレス。
これを
近く着てみたい。
今は、入らないかもしれないし、
二の腕が気になるところだけど、
一度試して、
素敵に着られるようになろう。
そうして、
新しい自分で進みたい。