本当に「保険で安心」が買えるの?「保険は愛情表現」なの?

2019/01/30

『保険で安心を買う』というのは多くの方から出るフレーズです。

いざという時にお金が出る保険からは、確かに大きな安心感を得られるかもしれません。

ただし、『安心を買う』行為は、合理的な選択ではない可能性も大いにあり得ることは知っておきたいところです。

 

医療保険の場合

例えば、月々5,000円の医療保険の場合を考えてみましょう。

加入時の年齢にもよりますが、月々5,000円支払っていると入院した時に1日あたり10,000円が支払われたり、手術のタイミングで10万円程度が貰えるものが多いかと思います。病気や怪我で病院のお世話になるときに医療保険に入っていることは安心感につながるでしょう。

ただし、月々5,000円の支払いということは、年間では6万円の支払いになります。仮に30年間保険料を支払うとすると、総額では180万円を支払うことにもなるわけです。

5,000円×12ヶ月×30年=1,800,000

安心を得るためのこの金額を支払うのが合理的かどうかは、何とも悩ましいところですよね。

 

どういう時に保険は必要か

ただし、今現在の貯蓄額を考えた際に病気や怪我ですぐに困りそう、と思う時には医療保険に入る意味は大きいと思います。

一度の入院で数十万円程度のお金が出ていくことはしばしばあります。貯蓄がそれほどない場合には、生活費も圧迫することになるでしょうし、保険金がもらえることで生活への影響を最小限に抑えることはできるかと思います。

基本的に保険は、その状態になったら金銭的に困るかもしれない、という状況に備えて入るべきものです。

医療保険、生命保険などもすべてこの考えは当てはまるため、どういう状態になったら金銭的に困るかを考えてから、その状況に備えた合理的な保険に加入することをお勧めします。

 

保険で安心が得られる人もいる

上記のような考え方で保険に加入するのをFPとしての立場ではお勧めしたところです。

しかし、とにかく保険に入りたい、という方が一定数いらっしゃるのもまた事実です。特に家族が保険があることで安心するのではないか、という方もいらっしゃいます。

例えば結婚したばかりのご夫婦で、結婚したからには相手のために保険に入っておきたい、といったような声も良く聞きます。

なにかあった時にお金がもらえる保険が、一つの愛情の形として見られることも世の中に浸透しているようです。

そうした場合には、合理的かどうかと感情面のバランスを考えて、保険に加入するようにしましょう。

感情面だけで保険を選択すると、将来的に後悔する可能性は高まるのではと思います。数字と感情の両方で考えて自分自身に一番合う保険に加入するようにしたいものですね。

吉田恵美

吉田恵美

愛されマネー体質改善コーチ 大学卒業後商社で新人教育等を経験。 先輩女性たちの「結婚してもお金の不安がつきまとう姿」を見て、夫の経済力だけに頼らない女性を目指し猛勉強。4年で資産を2倍にした。 マネースクールでお金の先生として知識・経験を拡げ3年で200名の生徒を指導。指導する中お金や投資に関するある法則に気づく。お金の不安の正体からお金の増やし方までを一貫して伝える環境が必要と感じ新たにスクールを開発。現在はお金の不安をなくしたい女性に“愛されマネー体質改善スクール”を開講。「お金について知らなかったのに、不安もなくなって安心しました」など効果を実感する受講生が絶えない。現在はコーチ業他「将来のお金の不安をなくし、ワタシらしく生きる」を広めるため、コラムやセミナー講師などを行っている。

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