✮睡眠保健師が送るぶっちゃけ睡眠café✮

2022/08/15

こんにちは。睡眠保健師の岩井です。

今日からここに睡眠caféをオープンします!
さて、毎回、どんなお客様が来店するのか。
今から、楽しみです。

 

今日の記念すべき初回のcafé話はこちら。
【本日のぶっちゃけ睡眠café】
1:初めまして。caféのオーナー 睡眠保健師の岩井です!
2:睡眠caféって何するところ?
3:睡眠を知ろう!テーマ『睡眠はなぜ、重要か?!』
4:本日の学びポイント5:コラム:睡眠物語(実話、寝ないとこうなる・・・ )

さあ、早速、はじめていきましょう

 

 

1:初めまして。睡眠caféオーナー 睡眠保健師の岩井です!

皆さん、こんにちは(^^♪
睡眠保健師の岩井です。
睡眠保健師ってなに??って思いますよね。
それもそのはず。
たった今、私が作った造語です。笑
そもそも、睡眠保健師どころか、保健師って何をする人ですか?
そんなことをよく聞かれます。
保健師といって皆様、どんなイメージが浮かびますか?
「保健師ってコロナの対応する人でしょう?」
そうそう!それです。
新型コロナの流行のおかげで、なんとなく耳にするという段階に
認知が広がりましたね。
ですが、
まだまだ、普段の業務はわかりにくいですよね。

保健師とは、看護師の国家資格をもって
初めて受験できる国家資格です。
主に、健康というカテゴリーの中でも、予防に特化したスペシャリスト
とお伝えするとご理解いただけますか?
更に睡眠保健師は、その予防の観点の中でも睡眠にフォーカスしているというわけです。

 

私は、13年以上保健師として、保健指導をしてきました。
健診結果から、食事や運動について3,000件指導する中でわかったこと。
それは、いくら指導しても、睡眠時間が極端に短い方や、
きちんと質のいい睡眠をとれていない方は、
普段の疲れが蓄積されすぎていて、
そもそもご自身がもっと健康になろうという前向きな意識自体に
向き合える余裕がないという状況がありました。

 

食生活や運動習慣を身につける前に
まずは、この睡眠習慣を作っていく必要があるのです。

そこで考えたのが、この睡眠café。
まずは、一緒に睡眠について考える場をつくろう。
それが今回ご紹介する睡眠caféなんです。

 

2:睡眠caféって何するところ?

睡眠って今、話題ですよね。
検索すれば、睡眠の質の向上についての論文や情報は
いくらでも出てきます。
ただ、考えてみてください。
ここで多くの方が陥ってしまうことがあります。
それは睡眠マスターで終わってしまうこと。
世の中に横行している睡眠の質を上げるノウハウやテクニック。
それを学び、満足してしまうことが起きてしまうのです。

 

 

例えば、
・夜、就寝前に湯舟に使ってから休もう。
・睡眠1時間前はデジタルデトックスをしよう
・アロマをたいてリラックスしよう
などがそれにあたります。

そういったノウハウやテクニックだけに頼り睡眠の課題を解決しようとする
のは、とても残念なことですね。
もちろん、ひとつひとつのノウハウやテクニックが間違っているということではなく
きとんとデータに基づいたものが多いので
行っていただくのはとてもいいことなのですよね。

 

間違っているということが言いたいのではなく、
それはとても表面的な対処療法に留まってしまう
ということが問題なのです。

 

大切なのはそう!
本来、考えるべきことは、
何が睡眠に影響しているのか?
ということなのです。

 

その根本的な原因追及を行っていくことが
圧倒的に重要ですよね。
そのきっかけを見つけることが出来るのが
この睡眠caféでのやりたいこと。

 

睡眠caféでは、そんな根本的な原因を皆さんと一緒に
解決するため、いろいろな症例をご紹介しながら
御自身の睡眠を掘り下げる場所にしていきますよ。

 

さあ、睡眠caféの開店です!!
睡眠caféでは、毎回1テーマごとに
睡眠の情報を共有していきます。
今回のテーマは、こちら
『なぜ、睡眠は重要か?』
をお伝えしていきます。

 

 

 

 

3:睡眠を知ろう!テーマ『なぜ、睡眠は重要か?』

✮はじめに
先ほども書いた通り、
すべてのことは睡眠に大きく影響を
与えている。
それが今回のテーマの結論にあたります。

 

例えば、
こんな経験はありませんか?
明日、好きな人に告白しよう。
そう思った時、
相手がどんな反応をするのか、
気になって気になって全然、眠れない。

 

逆に
朝から働きづめで
家に帰った途端、ソファーにバタッと横になったら
気絶してしていた。
気がついたら、え!ここどこ?っと寝ぼけて
どこにいるかわからないくらい、あっという間に翌日の朝になっていた。
なんてこと、なんとなくどなたでもご経験があるのではないでしょうか?

 

もしかしたら、
そんな状況が毎日だよ。
なんていう方もきっとこれを読んでいる中にも
いらっしゃるかもしれませんね。

そこで今回は、睡眠がなぜ必要なのかについて
掘り下げたお話をしていきたいと思います。

きっと、なんとなく大事だとわかってはいるけど
何もしなかった自分から、
何かの行動変更を起こさなければいけない。と
そんな気持ちになっていただけるのではないかなと思いますよ。

 

睡眠がなぜ重要?
① 睡眠が脳と体を作り変える
② 睡眠と免疫機能
③ 睡眠不足は人間関係を悪化させる
でまとめてみました。

① 睡眠が脳と体を作り変える
睡眠時に起こっている同化作用っていうのをご存じですか?
目覚めているときは、異化作用というものが働きます。
これは、外から接種した必要な栄養素を体内で分解する作業
のことをいい、栄養素の接種と分解までが、起きている時に
体内で行われています。
睡眠時に行われる同化作用。
これは外から接種した必要な栄養素を体内で活用しやすいものへと
合成する作業のことをいい、
この作業が睡眠時には活発になるといわれています。

 

眠ることで新しい細胞や体に必要な骨や筋肉などが
作られるということになります。
つまり、眠ることで若々しく新しい自分になれるということですね。

それは脳の働きにも同じことが言えます。
脳細胞が新しく作られると共に、脳を活性化させる
ホルモンやそれを運ぶ血流の改善がおこり、
人が活動する上での思考の質が高まります。

 

逆に24時間一睡もしない状態が続くと、
脳に送られるグルコース量が直後では全体で6%が減るといわれています。
(参考・引用文献: 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術 著者 ショーン・スティーブンソン)

https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/398203/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=dsa&utm_content=other&yclid=YSS.1001023618.EAIaIQobChMIgeXp1cSk-QIVK5lmAh1wmQ8fEAAYAiAAEgLWM_D_BwE

 

 

つまりそれだけ、脳が停止状態になるということであり、
その影響はいろいろなものが想像できますね。

 

② 睡眠と免疫機能
体内時計という言葉。ほとんどの方が耳にしたことがあるのではないでしょうか?
人間も動物もこの体内時計がもともと体に備わっています。
太陽の動きに合わせて、概日リズムともいわれていて、
次の日に活動するために必要なホルモンや栄養素、体力、免疫を
蓄え、新しく日々活動できる力がもともと備わっているのです。

 

睡眠はそのリセットに深く関係しているため、
睡眠障害は、そのリズムに大きな影響を与えてしまいます。

 

中でも、大切なのが免疫機能。
今、これだけ世の中が、新型コロナウイルスの感染や新しい感染症、サル痘などで
注目されていれば、免疫機能の重大さは言わずもがなですね。
体内時計が乱れると、体内の中で炎症が生じるというデータがあり、
免疫力が深く関係していることが明らかになっています。
不規則な生活によって体内リズムが崩れた結果、
病原体などを排除する免疫機能の老化がすすみ、体のあちこちで
身体的な影響に繋がっていくということがわかりますね。
(参考・引用文献: Newton別冊 睡眠の教科書 増補第2版(Newton別冊-Newton別冊))
https://www.yodobashi.com/product/100000009003460465/

 

③ 睡眠不足は人間関係を悪化させる
睡眠障害は身体的なことだけではありません。
働くあなたの快眠地図の著者 角谷さんは、睡眠不調の最大のデメリットは
人間関係が悪化することと述べています。
欧米では、コミュニケーションの悪化防止のための睡眠改善という
考え方が主流だということでした。
睡眠不足は、私たちもイライラしたり、
頭が回らなかったりで誰もが体感したことがありますよね。
自分が睡眠不調だと周りのメンバーと関わりたいと思う度合いが急激に下がることが
証明されていると述べられています。
そういう状態は、周りからしたら、信用をしてもらえない態度に繋がり、
寂しいものですよね。そういった小さな溝が人間関係では、
大きな溝へとつながっていってしまうことが少なくありませんね。
(参考・引用文献: 働くあなたの快眠地図 [単行本])
https://www.yodobashi.com/product/100000009003539332/

このように、
睡眠は新しい体や脳の活性化だけでなく、
これからの命にも関係していることや、精神的にも社会的にも
深くかかわってくることがお分かりいただけたのではないでしょうか?

たかが睡眠。それど睡眠なのです。

では、私たちはどうしたらいいのでしょうか?

 

4:本日の学びポイント
今、お話したように今回の記事から
睡眠の重要性を理解していただくこと。
そして、次に必要なことがあります。
それは、今の自分の睡眠状況を分析することにあります。

今の状況を知らなければ、何をどのように改善していけばいいのか
わからないですよね。
現在、
弊社で睡眠の質検査を行っていますが、
その睡眠の検査からいろいろな状況を分析することが出来ています。
睡眠には心配ないとされている方がペースメーカーを
入れなければいけないほどの不整脈を起こしている方や
睡眠時無呼吸症候群の状況が分かった方もいます。

 

逆にご自身の睡眠状況が心配とされていた方でも
検査をしてみると、全く心配なことはなく、
日常においての自律神経のリズムの崩れだと
わかった方もいらっしゃいました。

現在は、おひとりおひとりにあった
睡眠改善サポートをさせていただいておりますが、
お伝えしてい思います。

それぞれの方が同じではないということですね。

それを自覚することから
まずは、はじめていくことが大切かもしれません。

今後は、より具体的な症例と
改善方法についても、この睡眠caféで
お伝えしていく予定です。

 

 

5:コラム:睡眠物語(睡眠をなくした恐怖・・・)
睡眠が大事だと知った理由
今から、8年前、私は
リラクゼーションの中から生活改善をしたいと
病院から飛び出してアロマセラピストとして
起業します。
素晴らしいお客様に恵まれ、売上も立たせられるようになり、
毎日充実した日々を過ごしていました。
その生活が充実すぎた私は何を考えたかというと、、

「一生このまま寝たくない。」
でした。
寝る時間そもそもが惜しいと
感じるようになっていました。
1分1秒でも仕事をしていたい。
そんな気持ちで働いていていましたね。
今思い出すと相当、ストイックに働いていた記憶があります。

そのころの睡眠は3時間程度。
寝るのも、きちんと布団にはいって、、なんていう寝方は
していませんでしたね。
眠りたくなくて、パソコンにうつぶせになったり、
横になるとしてもソファーで仮眠をする程度。

いつの間にか、寝ること自体に拒否反応を示していました。
そのころ、体重も激減して、何も制限していないのに、
8キロ以上体重が落ち込んでいました。

むしろ、ダイエットになったと喜んでいたくらいなので
それ自体が問題だという認識すらなかったですね。

そんなころ、夫に会社から補助が出るからと誘われた健康診断。

そこで、私は衝撃を受けることになりました。

なんと30代前半で、
心臓の機能が落ちていたことがわかりました。

確かに考えてみれば、
駅の階段を上るだけで息切れがしたり、
時々、動悸が起こるようになっていました。

睡眠は、体を休めるだけでなく、次の活動に備え、
必要なホルモンを蓄える時間です。

私は、きっと精神的に交感神経を優位にすることで
ただ、アドレナリンを放出してそれで、無理やり
エンジンを働かせていたにすぎません。

睡眠が大切。それを肌で実感した経験となりました。

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