現役矯正歯科医が教える、矯正歯科治療の現状について ~その4~

2019/09/07

 

こんにちは!

 

 

矯正歯科治療によって「アンチエイジング」から「体のバランス」に至るまで

人のトータルビューティーを手掛けている、宮島悠旗と申します。

 

 

前回に引き続き、矯正歯科治療の現状について

実際に矯正歯科治療をした人たちのエピソードも

まじえながら紹介していきたいと思います!

 

 

 

 

 

前回、矯正歯科治療の際に、「痛みが起こる原因」や「タイミング」が

主に3つあるとお伝えしました。

 

 

①矯正装置を調整して歯が動く時に感じる痛み

②矯正装置で舌や粘膜が擦れてできる、口内炎の痛み

③装置を外す時に歯に力がかかるために感じる痛み

 

 

 

この3つになります。

 

 

前回、①についてお話しました。

 

 

今回は

②矯正装置で舌や粘膜が擦れてできる、口内炎の痛み

について、詳しく説明していきたいと思います。

 

 

口の中は人間の体内のうち

刺激に対して、最も鋭い感覚をもっているところです。

 

 

矯正装置にはさまざまなタイプがあり

それぞれ、できるかぎり痛みや違和感など

口内に刺激を与えないように工夫してつくられています。

 

 

ですが、多かれ少なかれ

装置で口内が擦れてしまうことはどうしても避けられません。

 

 

そのために口内炎ができてしまうこともあります。

八重歯などのように突出している歯を治す場合は

特に、装置が粘膜に当たりやすいものです。

 

 

この場合は、刺激を取り除くため

粘膜を擦っている装置の箇所の調整をしたり

コーティングを施したりすることで対処できます。

処置後は、数日で口内炎が治まり、痛みも無くなるでしょう。

 

 

口内炎ができやすいのは

矯正歯科治療を始めてから数カ月の間です。

 

 

その後、矯正歯科治療が進んで歯並びが整ってくると

装置が粘膜に接触することがなくなり

口内炎ができることもほとんどなくなるはずです。

 

 

また、矯正装置を付けている間の口内炎を防ぐには

ビタミンB2、B6、A、Cが豊富に含まれた食材を

積極的に摂るなどの予防策が考えられます。

 

 

万一、口内炎ができてしまったとしても

痛みを和らげるための対処法はいろいろとあります。

 

 

装置を調整し直すことで擦れている部分に当たらないように改善できますし

痛み止めを処方してもらうこともできます。

 

 

「ホワイトワックス」という、矯正装置をカバーする

半透明の体に害のない粘土の様なものも開発されています。

自宅でも簡単に使用できるものですから

矯正歯科医に相談すれば説明してくれるはずです。

 

 

いずれにしても、何らかの痛みやトラブルがある場合には、

ひとりで我慢せず、すぐに矯正歯科医に相談するようにしましょう。

過去の治療経験で多くの「痛みの対処法」を蓄積しているので

その中で最適な方法をアドバイスしてくれるでしょう。

 

 

次回も引き続き、矯正歯科治療の現状について、

実際に矯正歯科治療をした人たちのエピソードも

まじえながら紹介していきたいと思います!

 

 

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