健康ときいてみなさんはなにが健康だと考えますか?
体?心?
実はそれだけではないのです。
お金の健康も大切ではないでしょうか。お金の健康がなければ、体を作るための栄養も満足に得られないかもしれません。自分のしたいことができず、心もだんだんと疲弊していくかもしれません。
お金の健康が他の2つを支えることもあることも十分にあるのです。
しかし、実は体の健康がお金の健康に良い影響を与えることもあるのです。
健康で安くなる保険がある?
タバコを吸わない、血圧の値が良い、BMI(肥満度を表す指数)が一定範囲内などを条件として、保険料が安くなる保険があるのをご存知でしょうか。
損保系の会社の商品に多く、健康な人の方が病気や死亡のリスクが低いのだから保険料は安くて良いだろうという考え方になります。
基準の例を挙げると、
・過去1年(保険会社により2年)以内に喫煙をしていない
・最高血圧140mmHg 未満、最低血圧90mmHg未満
(もっと厳しい会社もあり)
・BMIが18.0超27.0未満
(BMI= 体重kg ÷ (身長m)2)
といったものがあります。これらの全ての条件、もしくはいくつかの条件を満たすことで保険料が大幅に割引されるといった商品があるのです。
どのくらい割引されるのか
では一体どれくらい割引がされるのでしょうか。
これは年齢や保険会社、商品によって異なってくるのですが、おおむね20~40%ほど割引されることが多いようです。
平均を取ると30%程度の割引が勝ち取れるイメージで良いでしょう。保険料は長く支払うものですから、この割引率は無視できません。
仮に通常の条件であれば月々10,000円の保険料の商品であれば、非喫煙健康体であることによって月々3,000円ほどの割引となります。30年間支払いが続く商品であったとしたら、
3,000円×12ヶ月×30年間=1,080,000円
となり100万円以上の保険料が削減できることになります。
健康であることの経済効果
そもそも健康であることは保険料が安くなるだけでなく、医療機関にかかって医療費を払う可能性も低くなりますし、会社を休んで給料に響くといった可能性も低くなります。さらに高齢になっても元気に働くことさえできるかもしれません。健康であることの経済効果は非常に大きいのです。
日々の生活の中でつい健康に気をつかうことを疎かにしてしまうことは多いと思います。質の良い睡眠、十分な栄養、適度な運動など、日ごろから気を遣うことは豊かな人生を送る上で大事なポイントになるはずです。健康でいることのモチベーションの一つとして、健康であることの経済効果についても考えてみてはいかがでしょうか。