日本人の約8割は噛み合わせが異常!?日本人の歯並びが悪くなりやすい理由とは?

2019/03/16

 

こんにちは。

 

矯正歯科治療によって「アンチエイジング」から「体のバランス」に至るまで

人のトータルビューティーを手掛けている、宮島悠旗と申します。

 

 

最近は若い世代を中心に、自分の歯並びを気にする人も増えてきました。

 

 

しかし、日本人の約8割は噛み合わせが異常と、

歯並びが悪くなりやすいことをご存知でしょうか?

 

 

 

 

本人の歯並びの悪さは、先進国では最低レベルといわれています。

 

 

そうなってしまう理由のひとつに、日本人はもともと歯並びが

悪くなりやすいということが考えられます。

 

 

歯並びが悪くなりやすい先天的な要因をいくつか挙げてみましょう。

 

 

・顎の大きさに対し、歯が大きい

 

・歯の数に異常がある

 

・歯の形に異常がある

 

 

等、様々な要因が考えられます。

 

 

 

 

アジア人は欧米人に比べ、顎が細く小さい骨格をしています。

アーチの奥行きが浅い、つまり歯並びの土台となっている

骨の前後的な長さが短いということもありますし、

歯が萌える(はえる)部分自体の幅も狭い傾向があります。

 

 

1997~2002年に児童の歯の幅を測る調査を行い、

1975~1981年の児童の調査結果と比較するという研究が行われました。

その結果、1997~2002年の児童のほうが大きかったと報告されています。

 

 

歯は全身の中でも、成長期までの栄養状態に影響を受けやすい部位です。

欧米化した豊かな食生活で、以前よりタンパク質や脂質といった栄養を

多く摂るようになったことが、歯の大きさの変化に関係していると考えられます。

 

 

歯は普通、上下とも14本ずつ萌えます。しかし、歯が大きく、その土台となる顎が

小さいわけですから、歯1本当たりのスペースがどうしても狭くなります。

 

 

それで歯同士が前後に一部重なって萌えたり

スペースを求めて斜めにねじれて萌えたりしてしまうのです。

 

 

近年、日本人は小顔になったといわれます。

 

 

それ自体は全身のプロポーションが良く見えるので喜ばしい傾向でしょうが、

こと歯並びに関していうと、ますます顎が小さくなり、歯が収まりきらなくて

でこぼこの歯列になりやすくなっています。

 

 

私の実感でも、7~8年前に比べて、子どもの患者さんの歯がだいぶ大きくなっていると感じます。

7~8年前というと2010年頃ですから、前述の調査研究より後年も、

子どもの歯は大きくなり続けているようです。

 

 

日本人の顎が小さく細い骨格の問題、近年の欧米化した豊かな食生活で、

歯の大きさの変化に関係していることなど

歯並びが悪くなりやすい理由が、いくつも浮かび上がってきました。

 

 

歯は、第一印象を左右する大切なものです。

 

 

一度、ご自身の歯並びを確認してみて下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

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