「女性のためのヨガ協会」インタビュー②~「年齢と“内側”から付き合う」

2019/03/17

今回は、あらゆる形で、女性のための“身体づくり”を推進していらっしゃる「女性のためのヨガ協会」代表の仁平美香さんへのインタビューの後編です。

「女性のためのヨガ協会」インタビュー①~「自分自身の生理痛をきっかけに」

 

ここるね:話はヨガに戻りますが、仁平さんが指導した方の中で、良い効果が出た、という例があれば教えていただけますか?

仁平さん:これは個人差があるので、万人に言えることではない、ということは注釈させていただきたいのですが、妊娠できなかった方が、妊娠できたという例の中には6,7年不妊だった方が身体づくりをはじめて3ヶ月後に妊娠できたという例や、生理痛が重くて救急車で運ばれるほどだった方がまったく生理痛がなくなったなどの体験談はいただきます。

もちろん、ご自身で食事の改善などもそれぞれ頑張っておられたので、ヨガや呼吸法がすべてではないですが、姿勢や呼吸は下腹部の臓器や筋肉にも影響が大きいので整えておくことは妊娠出産の予定がある人もない人も整えておくことはとても重要であることは伝えていきたいなと思っています。

 

ここるね:「ここるね」のコンセプトでもあるんですが、今の時代、常にストレスに感じかねないことがあって、すごく多くの人が疲れています。精神的な疲れですね。特に女性の方々ですね。

 

仁平さん:そうですね。例えば、浅い睡眠はストレスにつながります。

睡眠が浅くなる要因として特に「目」の疲れは影響が大きいです。東洋医学では、目を使い過ぎると肝臓に悪いとされているので食生活に乱れがある方やお酒の好きな方、服薬中の方などは特に気をつけてほしいです。

寝る前にスマホなど、液晶画面のライトだけを暗い中で見るのは、覚醒作用があって睡眠の質が下がってしまうので特に良くないです。寝る1時間前にはPCをOFFにするとか、寝室にはスマホを持ち込まないとか、上手な付き合い方が必要ですね。

LEDライトも、覚醒作用が強いので、寝る前の時間は間接照明にするというアイデアもあります。

スマホのような通信手段のほかにも、交通網の発達や、家電製品の開発などにより体を動かす機会が減っています。昔は生活の中でもっと体を動かす必要がありました。かといって、私自身もそうですが、みなさんも交通手段や家電を手放すことは難しいですよね。

今は時代にあわせて意識的に身体を動かす機会を作らないと、骨や筋肉などがどんどん衰えてしまいますし、適度な運動はストレス解消にも有効です。

身体をしなやかに整えて、すこやかに年を重ねていきたいですね。

 

ここるね:なるほど。そういう風に、あらゆるところで知らぬ間にストレスを溜めていっている、あるいは、ストレス耐性を下げてしまっている状況が今はありますよね。

そんな中で、「女性のためのヨガ協会」さんとして、今後取り組んでいきたいことはありますか?

仁平さん:はい、身体作りのきっかけや方法を広げるために、女性の様々なライフステージにあわせた講座や、ヨガに限らず女性のボディケアについてのあたらしい講座を開催したり、素敵な先生方とコラボイベントを開催していきたいと思っています。

例えば、産婦人科医師、産科クリニックで妊婦さんや産後女性のケアを担当している理学療法士とマタニティ期、産褥期のヨガやセルフケアの講座を作っています。

また、素晴らしいタッチを持つセラピストと共に、女性の臓器下垂や骨盤底にもアプローチするボディケアについても開発中です。

さらに、女性のためのヨガで指導している月経血コントロールヨガと、デリケートゾーンのオイルケアについて発信している植物療法士さんとのコラボクラスを開催したいねと話していて、今年実現できそうです。

女性のためのヨガ協会でお伝えしている月経血コントロールヨガは別名「子宮美人ヨガ」といいます。もちろん女性の臓器で重要なのは子宮だけでありませんが、下腹部にある臓器の位置や血流などによって毎月の生理や骨盤底の状態が変わってくることを知るきっかけになってほしいと思い、数年前に出版した本のタイトルになりました。

内臓が圧迫されず、血流がよくなれば、生理痛などの不調だけでなく、冷えや便秘などの不調に負けない身体作りをしていくことができます。

女性がしなやかに美しく生きていくためには、メイクやファッションなどを楽しむという心の栄養とともに、体の健康がとても大切です。

身体と心は密接につながっています。身体に余裕がないと、人に優しくなれないですよね。まずは身体をゆるめるて、心をゆるめていくということを伝えていけたらなと思います。

 

ここるね:その通りだと思います。これからやろうとされていることも、とても幅が広いですね。女性が体作りをするきっかけ作りは広がっていきそうですね。

 

仁平さん:一人でやるよりも、みんなとやる方が広がりがあり、何より楽しいですよね。相手も、自分自身もより良くなることを大切にして活動しています。

 

ここるね:もし「女性のためのヨガ協会」さんの活動に触れてみたい、という場合はどうしたらいいですか?

仁平さん:女性のためのヨガ協会が中心となって運営している女性の向けのヨガ&セルフケアイベントが毎年6月にあるのでそちらでも協会の活動の一部を見ていただけるかなと思います。

YOGAWOMANは毎年6月開催で、今年は6月9日に東京都千代田区のアートスペース 3331arts千代田にて開催します。

素敵な講師陣に多数登壇頂き、女性のためのヨガやセルフケア、食にまつまる講演をして頂いています。女性限定イベントならではお話をしてくださる方もいらっしゃり、今年で3年目となりますがバラエティに富んだクラスを提案していきます。女性がご自身の身体のことをより深く知ったり、整えていくきっかけになれたらと思って企画運営しています。より多くの女性に楽しんで頂けるイベントに育てていければと思っています。

また、女性のためのヨガ協会認定のヨガ講師養成講座修了生には、クラス紹介や質問コーナーなどで随時無料サポートをしています。

詳しくは、協会のホームページやブログをみていただけたらと思います。

(リンク)

 

 

ここるね:今日は貴重なお話、ありがとうございました。

 

 

(編集室後記)

なんといっても、仁平美香さんご自身がとてもイキイキしていらっしゃるのが
とても印象的でした。写真の通り、とても素敵な方です。

 

※ご興味ある方はこちらをご覧ください。

⇒ 女性のためのヨガ協会HP

⇒ 仁平美香さんブログ

⇒ YOGAWOMAN

 

cocolune

ここるねフレンズは、ここるねがお会いした方々の中で、是非とも応援したいと思う、愛溢れるサービスを提供している想いのある方々をご紹介しています。また、ここるねの想いに共感していただいた方ばかりですので、沢山の方に知っていただければ嬉しいです♪

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